自分はどんな50代? - 岸本葉子さんの「50代からしたくなるコト、なくていいモノ」を読んで。 -

○十代に大切な… とか ○十代にしておきたい… この手の本は目について手に取ったとしても、2,3ページも捲ると元あった場所に戻してしまう。漠然と年代で区切られ、一人ひとり置かれている状況が違う中で「〇十代はこう」みたいなことを語れてもね…と思ってしまうから。なのでこの本も買うつもりはなかった。

 

 

けれど私はこの秋でちょうど50歳。

 

心の中で、うーん、ふーん、と悩み、こんな丁度良いタイミングもなかなかないか!? と、一ページも開かないまま買ってみたのです。

 

さて、どんな人が書いた本なのかとプロフィールを見ると、作者の岸本葉子さんは東大卒。社会人を経験後、中国へ留学されたり、以前書いたエッセイがドラマ化、今は某大学の客員教授も務めている。

これは…。優秀な方過ぎて、とても共感できそうもない。やっぱり買うんじゃなかったと後悔しつつ読み始めると、日常のことが淡々と綴られている。こうした方がとかあれがお勧めみたいなことも書いていない。爆笑という面白さではなく、落ち着いた面白さと「あ~、それ! そうそう!」と同年代の女性とお茶を飲みながら普段ちょっと気になったことを話をしているような気分になってくる。

 

ただ、一体なぜこのタイトルにしたのかしら?と思いながらも、どうしてもそのタイトルに釣られ「自分はどんな50代を過ごすのか? どんな50代になるのか?」と考えてしまう…

 

 

ある時、お昼の営業終了まであと小一時間、比較的空いた14時台の中華料理屋さんで一人五目面を食べながらこの本を読んでいたことがありました。その時、私ってこんな50代を過ごしていくんだろうなって、ふと思ったんです。

 

女一人、中華料理屋さんで麺を啜りながら本を読む50代。おしゃれとは程遠い。
でも、自分はおしゃれカフェより中華料理屋さんの方が似合うしな。

 

そしてそんなことを考えていたら、有線?でDreams Come Trueの「Smile on me」が流れて…

 

  ♪こっち向いて笑って~

 

誰かに笑顔を向けられる。それは相手が老若男女誰であれ、とても幸せなことだなって思ったんです。

 

この歌を繰り返し聴き、カラオケで歌っていたのは20代半ば。その頃は当時好きだった人と自分のことだけを考えて聴いていたけど、それがこんな風に考えるようになるとは…。

 

これが50代、年齢を重ねた結果なの? …って、秋までは40代ですけれども!

 

体は健康な若い時の方がもちろん良い。今や必ず体のどこかが不調を訴え、今日は完全に調子がいい!と思える日なんて一年で何日あるか。でも心は今の方がずっとずっと楽。他人の迷惑になってはいけないと気に止める一方で、誰かの目を気にすることは減っていく。そしてこのバランスはとても大事で忘れてはいけない。

 

うん、

体の健康をある程度保つことが出来さえすれば、50代、悪くないような気がしてきたよ(*゚д゚*)