「小さいな恋のものがたり」第44集 その後のチッチを読んで

4年前に「小さな恋のものがたり」の最終巻を読み、チッチとサリーの別れが描かれていたことにとても驚きました。
けれど少し時間が経つと二人はまだ高校生で、サリーが自分の未来を優先したことは当たり前。「待っていて欲しい」とチッチを縛らなかったことは、他の子たちよりも少し大人びたサリーらしい優しさだと考えるようになりました。二人の別れは寂しさと同じだけ爽やかさも感じられて、それがとても素敵な終わり方だったなと私の中では完結していたのです。

ところが、昨日、本屋さんへ行くと最新刊として44巻が平積みに!

 

 

思わず手に取ったものの、正直、素敵な最終話が台無しに…と不安になったのですが、読み進めるうちにその思いは消えていきました。

 

サリーと別れたチッチは、どうしていたのか。

日々サリーを思い出し時折しんみりしながらも、周りをひどく心配させるほど落ち込んだ様子は見せなかったのです。概ね、普段通りの生活。

 

そして個人的に一番強く感じたことは、サリー中心の生活(大袈裟?)から離れたことで、逆にチッチのことがよく見えるようになったということ。サリーありきのチッチではなく、一人の女の子としてのチッチ。

 

なんというか、少し意地悪な書き方をすると、サリーの前だけで少しドジでかわいらしい女の子を演じていたなんてことはなかったんだなって。身近に感じられるようになった分、チッチを応援したいという気持ちが強くなりました。

 

 

チッチはこれからどうなっていくのかな?
友人それぞれに彼がいることを羨ましく思ったり、サリーを思い出しては気落ちしたりしながらそれでも日々を楽しく送っていくのかな。「小さな恋のものがたり」としては新しい恋が始まることは違うのかもしれないけど、私はそれも有りだなって思います。自然なことだから。

 

今は遠くスウェーデンで頑張っているサリーに教えてあげたい。チッチは頑張っています!